調査実施日:2014年4月23日
サンゴの種類 | ミドリイシ |
通 称 | ウニサンゴ【死滅】 |
天 候 | 晴れ |
透 明 度 | 20m |
水 深 | 3.2m |
水 温 | 23.4℃ |
う ね り | ほとんどなし |
調 査 者 | 山岸 |
所 見 |
モニタリングを開始した2005年12月より見守り続けてきたウニサンゴ。
2年前(前回調査2012年4月)までは、元気な姿を確認できていましたが、完全に死滅してしまっていました。骨格表面の風化、他の被覆生物の付き具合から、おそらく白骨化から1年以上は経過していると思われます。
もしかしたら、昨年(2013年)、一昨年の高水温のストレスに耐えられなったのか、または外敵による食害に遭ってしまったのかもしれません。ただし、これだけしっかりとした骨格が残っているので、他のサンゴなどの着床・侵入が期待できそうです。
かつてウニサンゴと激しく争っていた上部のキクメイシは無事でした。ウニサンゴが領土拡大を狙って、キクメイシの上に覆いかぶさろうとしていましたが、今はその心配をする必要が無くなったようです。過去の写真と比較してみても、やはり成長の遅いキクメイシですが、ウニサンゴとの争いに多くのエネルギーを費やしてきたからかもしれません。
これからかつてのライバル、キクメイシを中心に観察していこうと思います。 |
|
【投稿者】
yutaka yamagishi
|
« 第11回コドラート調査
第10回コドラート調査 »