沖縄のサンゴの白化情報

サンゴ白化情報:砂辺サンゴ白化:深刻な状況からは脱したようです

ポイント名:
サンゴの種類ハードコーラル、ソフトコーラル全般
水 深1~5mm
水 温28.1℃
確 認 者山岸
所 見
9月に入ってから複数の台風が通過したこともあり、水温は28度と落ち着いてきました。
砂辺No1ポイントの浅場のサンゴたちは、種に関わらず白化し死滅している群体、白化してもかろうじてい生きている群体、残念ながら藻が付着し再生の見込みが無い群体など様々。
しかしながら、浅場(水深1~2m)の造礁サンゴの中には、今年の高水温を乗り越えた強い(場所が良い?)群体もおり、壊滅的な状況という訳ではなく、少し安心しました。
砂辺の代名詞ともいえるソフトコーラル群も、全体的に色が薄くなっていました。なかには、弱り肉が溶けてしまい骨片が露出している群体もありましたが、大規模なものではなく、おそらく再生していくと思われます。

【投稿者】

サンゴ白化情報:「サンゴ白化=死」じゃないよ!ハナヤサイサンゴで実際に見てみる

ポイント名:
サンゴの種類ハナヤサイサンゴ
水 深3m
水 温28.1℃
確 認 者山岸
所 見
今年のサンゴの白化によって多くの報道があり、「もう沖縄のサンゴは死滅(全滅)したんじゃないか?」などなど、内地の友人や家族までからも聞かれるようになりました。(いやいや、確かに深刻な状況だけど、きれいなサンゴ群落も残ってますよ!それにまだ復活するところもあるかもしれないし!)
 
サンゴのへの興味が深まったことについては歓迎したいと思いますが、「白化したからといって死んだわけじゃないよ!」と説明してもなかなか理解して頂けないので、実際の映像で確認してみたいと思います!
(ウンチクが必要ない方は、すぐ動画をご覧ください・笑)
 
 

サンゴの白化(白色化)は、おもに高水温によって(真水や低水温などのストレスでもなりますが)引き起こされます。
海水温が30度近くに達し長時間続くと、サンゴに共生している褐虫藻(色素を持っている)が、「うわぁ~あちーあちー!こんなとこおれん!」(と言っているかはわかりませんが)と、サンゴから出て行ってしまうために起きる現象です(かなりざっくり)。

観察していると、全体的に色が薄くなる群体や一部から真っ白になる群体など様々です。

枝状の造礁サンゴ(ハードコーラル)は、比較的根元部分が最後まで色が残るような気もしますが、サンゴの種や固着している環境によっても違うように思います。

映像のサンゴはハナヤサイサンゴ属のサンゴです。

白化が進んで全体的に白くなり、先端には藻のようなものが付着し始めています。

ちょうど生死の境目、、、と言ってよい群体かと思います。
あーもう死んじゃうのかな、、、と思いがちですが、よ~っく目を凝らして見てください。
先端にイソギンチャクのような触手(ポリプ)がちょこっと見えます。
根元付近の茶色い部分(褐虫藻が残っている部分)では、まだまだワサワサと触手が動き、プランクトン等の養分を捕食しようとしています!

この群体の再生自体は、かなり厳しい状況であることに間違いありません。

サンゴ全体が藻に覆われるのにそれほど時間は掛からないかもしれません。

しかしながら、白化した先端のサンゴ個体も生きています。そして根元には元気なサンゴ個体と褐虫藻も残っています。

オニヒトデなどの食害に遭ったサンゴも、食べられた部分は同じように白くなりますが、こちらは白くなると同時にサンゴ(の肉)も食べられているので死んでいます。
今回のように高水温による白化の場合は、映像のように白色化してもポリプが確認できる場合は、その部分のサンゴ個体は生きていますので、まだ回復の余地はあります。
かつて、白化したように見えたサンゴ群体でも、元気な(褐虫藻の残った)20個体くらいから回復したサンゴもありました。

サンゴの回復の鍵は、周辺の環境にあります。
陸域からの排水、赤土、酸性化、高水温などなど。
挙げればキリがありませんが、いずれも人の生活に起因するもの。

サンゴからのメッセージを受け止め、今後の回復もしっかり見守っていきたいと思います。

【投稿者】

サンゴ白化情報:真栄田岬のサンゴ白化が進行、キクメイシなど塊状サンゴも多数

ポイント名:
サンゴの種類キクメイシ、ミドリイシ、ハナヤサイサンゴなど多種
水 深2~3m
水 温30℃
確 認 者アルファダイブ武富彰
所 見
真栄田岬(沖縄本島恩納村)エントリー口付近の浅場のサンゴ白化が進行しています。
撮影場所は、エントリーしてすぐの左手のエリア(1枚目:水深2m)とエントリー用チェーンの横(2枚目:水深3m)。
キクメイシはほぼ全体が白化しており、茶色い(褐虫藻が残っている)部分も僅かとなってきました。

【投稿者】
アルファダイブ代表

サンゴ白化情報:黒島(慶良間)ヒージャーベイの白化状況

サンゴの種類ミドリイシ、ハナヤサイサンゴなど
水 深3m
水 温未計測℃
確 認 者アルファダイブ武富彰
所 見
黒島ヒージャーベイの離れ根側の浅瀬のサンゴの様子です。
ハナヤサイサンゴについては、僅かに色が残っている(茶色・ピンク)群体もいくつか見られます。熱に比較的強い群体もいるようですが、深刻な状況です。

【投稿者】
アルファダイブ代表

サンゴ白化情報:座間味島チシの浅瀬でもサンゴ白化

ポイント名:
サンゴの種類ミドリイシ、ハマサンゴ、キクメイシなどいろいろ
水 深2m
水 温未計測℃
確 認 者アルファダイブ 武富彰
所 見
座間味島の北側のダイビングポイント「チシ」の浅瀬でもサンゴの白化が進行しています。
写真は洞窟の上の浅瀬ですが、枝状のミドリイシはかなし色が抜けており、死んでしまいそうな群体もありました。

【投稿者】
アルファダイブ代表

サンゴ白化情報:真栄田岬でサンゴの白化が拡大しています

ポイント名:
サンゴの種類おもに塊状サンゴ
水 深1~2m
水 温31℃
確 認 者アルファダイブ 武富彰
所 見
真栄田岬の水温が下がらず31度が続いている。エントリー口付近の1~2mの塊状サンゴの白化が拡大している。
キクメイシ、ミドリイシ、ハマサンゴ、ハナヤサイサンゴといったいずれのサンゴ群体も、白色化、または色が薄くなっていた。

【投稿者】
アルファダイブ代表

サンゴ白化情報:宜野湾コーラルガーデン斑状の白化を確認

サンゴの種類枝状サンゴ(ミドリイシ)
水 深未計測m
水 温未計測℃
確 認 者ease 横地
所 見
宜野湾コーラルガーデンで実施しているリーフチェックのライン上で確認された枝状サンゴ(ミドリイシ)の白化。
部分的な白色化であり、食害のようにも見えるが、周辺一帯で同様の事象が見られることから、高水温による白化であると思わる。斑状に白化しているのは珍しい。

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【投稿者】
ease代表

サンゴ白化情報:真栄田岬でも白化

ポイント名:
サンゴの種類おもに塊状サンゴ
水 深1m
水 温未計測℃
確 認 者アルファダイブ 武富彰
所 見
真栄岬の上から岬の左側を撮影。水面からでも多くのサンゴが白色化していることがわかる。
写真では塊状サンゴが目立つが、これ以外の枝状サンゴも白くなっている群体が目立ち始めてきた。

【投稿者】
アルファダイブ代表

サンゴ白化情報:カクレクマノミのイソギンチャクまで白化

サンゴの種類イソギンチャク
水 深4m
水 温28℃
確 認 者アルファダイブ 武富彰
所 見
エントリーポイント付近のカクレクマノミのイソギンチャクも、随分と色抜けてしまっていました。

【投稿者】
アルファダイブ代表

サンゴ白化情報:サンゴ、全部白いですね。

ポイント名:
サンゴの種類全てのサンゴ
水 深1~3m
水 温―℃
確 認 者アオカワDS 中西 啓
所 見
アオカワダイビングサービスの前から防波堤の北側先端まで泳いで、水深1~3mのサンゴを見てきました。 全部白いですね。 サンゴの種類を問わず、全部白いと感じました。 ですが、多くのサンゴがまだ死んでいない状態だと思います。 祈るのみですね・・・。

【投稿者】
アオカワDS代表