調査実施日:2023年9月23日
サンゴのモニタリング記録:第19回コドラート調査 21
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▲台風が続いた影響でしょうか。多くのサンゴが消失していました。どこいった〜?
▲左は生前のキクメイシくんです。17年間の付き合いでしたが、彼はある日突然居なくなってしまいました。。台風なのかな?塊状サンゴがこのように消失することは珍しいと思っています。
▲①のキクメイシ。このサンゴは18年目の観察です。大きくなりませんが、生存し続けていることがすごい。この環境で、周辺のソフト・ハードコーラルたちと戦いながらも共存している。これがサンゴ礁の多様性かと感じさせる群体です。
▲③のサザナミサンゴ(かな)。昨年は大きく成長していましたが、今年は逆に小さくなっていました。右側が痛めつけられているようですので、ソフトコーラルに攻撃されているのかな?
▲④のキクメイシ群。スナギンチャクVSキクメイシの攻防がかなり熱いエリアです。お互い引かずに成長しているようです。今のところ共存共栄。
▲⑤のミドリイシ。昨年はゴリゴリとかじられた痕がありましたが、その傷もほとんど分からないくらいに回復しています!そろそろ上の先輩方との戦いが始まりです。
▲⑥のアザミサンゴは、やや白っぽくなっているのが気になりましたが、ポリプもしっかりと開いており、昨年からも順調に成長していました。
▲⑦ここには青く太い枝を持つミドリイシがいたのですが、すっかり居なくなってしまっていました。そのおかげで以前から勢力を伸ばしていた被覆状のサンゴがグイグイと大きくなっているようです。左下にはこちらも10年くらいは定着しているイソギンチャクとクマノミが健在でした。
▲⑧昨年から観察を始めたコドラート中央に近いキクメイシ。13ヶ月経ってやっとひと回り大きくなった(莢の数が6から10くらいに増えた感じ)ようです。