沖縄のサンゴの保全・モニタリング記録

サンゴのモニタリング記録:第15回コドラート調査

サンゴの種類ハマサンゴ、ヒメマツミドリイシなど
通 称タコサンゴ【死滅】⇒子孫生存か?
天 候晴れ
透 明 度18m
水 深2.5m
水 温23.8℃
う ね りなし
調 査 者山岸
所 見
約11ヶ月ぶりのコドラート調査です。

前回、奇跡とも言える復活を遂げたハマサンゴですが、彼には次々と試練が押し寄せているようです。左側面には藻類の付着が見られ、右下側が大きく削られています。ううむ、こんな風に割れるものでしょうか。あまり見たことがない損傷です。

そして・・・本コドラート期待の新人ミドリイシですが、なーんと!ほぼ全ての枝が消失しているじゃないですかっ!
ヒメマツミドリイシらしい枝ぶりになってきた矢先に・・・まじかよ、自然界厳しすぎるぞ。
骨格すら残っていないところを見ると、台風などのうねりで飛んできた岩などがヒットして根本から折れてしまったのかもしれません。ブダイなどならまだいいですが、ダイバーなら許さんよ!

もうほんとにコイツもダメかな、と思いましたが、よーっく見ると、根本に僅かな生存個体がいました!^O^(右側の3枚目の写真)
よし!ここから復活劇だ!君もタコサンゴの子孫ならがんばれる!

下のヒメマツミドリイシは順調に強そうな枝になってきました。いいぞ!

【投稿者】

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▲なかなか成長させてもらえない、出る杭は打たれるのか>< ▲下のヒメマツミドリイシは強そう

▲ナガウニ軍団、彼らのおかげでサンゴが着床しやすくなるのです