沖縄のサンゴの保全・モニタリング記録

サンゴのモニタリング記録:第13回コドラート調査

サンゴの種類ミドリイシと被覆状サンゴ
通 称姫松【死滅後】
天 候曇り
透 明 度10m
水 深3.2m
水 温26.2℃
う ね りほとんどなし
調 査 者山岸
所 見
前回から約1年1ヶ月ぶりのコドラート調査です。

行儀良くコドラートの中央で育つミドリイシは、順調に育っているようです。

観察開始から丸2年、無事に生存していくれていることに感謝です。2年の観察を経て、群体はようやく「枝状」の広がり・形状を認識できるようになってきました。

残念ながら、先端が欠損している箇所が4-5箇所あり、断面の様子から(再生が進んでいない、または藻などが付着していないことから)かなり新しい傷であると思われます。

当日の潜水では、砂辺では珍しい「カンムリブダイ」も確認しており、こうしたブダイなどがかじり取ったのかもしれません。

並行して観察している被覆状のサンゴも大きな被害も無いようで、生存を確認できました。

【投稿者】

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▲真ん中のミドリイシの24ヶ月間の変化

▲コドラート上のヒメマツミドリイシは死んでしまったようです>< ▲ナガウニなどのグレーザーが活躍しているのか、凹凸が激しくなってきているように見えます

▲先端の欠損が気になりますが、頑張れ!まんなかミドリ!

▲フジツボの仲間のルリツボムシが共生しているサンゴ

▲ヘビガイが共生しているサンゴ、サンゴへのダメージが気になります

▲ゴリゴリと岩礁を削るグレーザーのナガウニ

▲右下

▲左上