調査実施日:2014年4月23日
サンゴの種類 | ヒメマツミドリイシ |
通 称 | 姫松【死滅】 |
天 候 | 晴れ |
透 明 度 | 20m |
水 深 | 3.0m |
水 温 | 23.4℃ |
う ね り | ほとんどなし |
調 査 者 | 山岸 |
所 見 |
4年間という月日の長さを感じさせる観察でした。
前回調査は2010年7月。 その時は順調な成長をみせており、50cm四方のコドラート(方形枠)をはみ出すのも時間の問題かと思っていましたが・・・
幾多の困難を乗り越えてきた姫松は、「跡形もなく」、ただぽっかりと空いた岩礁だけが残っていました。
過去には瀕死の状態から復活し、死んだ自らの骨格の上に成長していくなど、ストレスに強いサンゴ群体だと思っていましたが、4年の間にその姿を消してしまいました。
僅かにでも死んだ骨格が残っていれば、死んだ時期などもある程度推定することはできるのですが、ここまでキレイに無くなってしまうとそれも難しいでしょう。
近年続く大型台風のうねりに持っていかれてしまったのかもしれません。
そんな中にも朗報が。
ヒメマツが去ったあとには、被覆状のサンゴやコドラートの北側には、同種と思われるヒメマツミドリイシが育っています。
破片分散による姫松の子孫だといいな。今後も注目です。 |
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【投稿者】
yutaka yamagishi
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