沖縄のサンゴの保全・モニタリング記録

サンゴのモニタリング記録:第7回コドラート調査

サンゴの種類ミドリイシ属
通 称半月サンゴ
天 候晴れ
透 明 度15m
水 深1.6m
水 温28.7℃
う ね り多少あり
調 査 者ブルートライ:山岸
所 見
「頑張って生きている!」本当にそんな状態です!

昨年の写真と比較しても、ほとんど成長は見られず、むしろ削り取られ面積自体は小さくなっているようです。

その現場を見たわけではないので、断言はできませんが多分ダイバーによって踏まれ、折られたものでしょう。

ここは砂辺No1ポイントにエントリーするダイバーの通り道の一つとなっている場所です。特に夏の大潮の干潮時には、リーフエッジまで泳いでいくことが難しいので、少しでも水深が取れる水路を選んで進むとこのサンゴの近くを通ることになります。周辺の通り道から外れているサンゴは元気に成長しており、こうした状況をみても、残念ですがダイバーによって「折られた」と考えるのが妥当でしょう。

数年前にほぼまん丸に成長していたサンゴが折られ半月状になったことから「半月サンゴ」名付けました。ネーミングが悪かったのかな?ごめんよ。

サンゴ自体は、ストレスが強いのか白色化している箇所が目立った。過去に折られた断面は、藻が優占し再生の見込みは薄いようだ。ただし、共生生物は数多く見られた。ヒメサンゴガニ13、キモガニ2、ハゼの仲間5、コドラート内にはナガウニ3、カイメンソウ多数。

コドラート内では、小さなミドリイシ、ショウガサンゴが育ち始めていた。

【投稿者】

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