調査実施日:2010年7月20日
サンゴの種類 | ヒメマツミドリイシ |
通 称 | タコサンゴ |
天 候 | 晴れ |
透 明 度 | 12m |
水 深 | 3.1m |
水 温 | 28.6℃ |
う ね り | ややあり |
調 査 者 | 山岸 |
所 見 |
こちらも今年6月に産卵シーンを観察できたサンゴです。実は6月の観察の際に、5本ほど枝が折られてしまっており、とても心配していましたが、やはり復活していてくれました(写真中)!すごいね、信じていたよタコサンゴ!
しかもこのときに確認した折れた傷はいずれも回復しており、一部ではすでに多くのポリプが出芽していました!(写真下)折れていたのが6/5で、断面が白く傷が新しいものであったことから、ほぼ45日でここまで回復したことになります。真ん中には成長点も見えますね。この断面の周辺のポリプ(断面から枝の根本まで)は、バンドルを用意していたにも関わらず(断面にうっすらピンク色のバンドルが見えますね)、今年は産卵しませんでした。産卵のために溜めておいたエネルギーを傷の修復のために費やしたのでしょう。周辺のサンゴ個体に危機を伝達し、早急に粘液でバリア(膜)を張って藻類などの付着を防ぎ、総力を結集して出芽を果たした・・・そんなドラマがあったように思えてしまいます。
これからも楽しみです。 |
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【投稿者】
yutaka yamagishi
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