調査実施日:2011年9月30日
サンゴの種類 | 塊状サンゴを中心にいろいろ |
通 称 | ブーフーウー |
天 候 | 快晴 |
透 明 度 | 18m |
水 深 | 4.5m |
水 温 | 27.0℃ |
う ね り | 多少あり |
調 査 者 | 吉田・山岸 |
所 見 |
なんと!この3匹の子豚たち(サンゴですが…)、予想を大きく裏切るモニタリング結果になっております!
まさか、あのキクメイシが!?
昨年7月の調査では、中央のアナサンゴ属(と思われる)群体が、両側のキクメイシとハマサンゴの攻撃に遭い、ほぼ分断されつつありました。「きっとアナサンゴは、キクメイシにやっつけられて、“3匹の子豚”じゃなくなっているんだろうな…シクシク」なんて思いつつ、現場に向かいましたが、コドラートを合せてみてビックリです!
あれ?ハマサンゴ(右)とアワサンゴ(中)は居るのに、左側に陣取っていたキクメイシの姿がありません!いったいどうしたのでしょうか?
キクメイシは他のコドラート(観察エリア)においても、長いスウィーパー触手攻撃で、他種のサンゴを寄せ付けずどっしりと成長しています。オニヒトデの食害も少ないことから、死滅したキクメイシの記録はほぼ無く、それだけにキクメイシの姿が無くなっていたことに驚きました。
コドラート調査における「大きなトピック」だと思います。
とりあえずは、3種の三つ巴戦は、ハマサンゴとアワサンゴに絞られてきました。アワサンゴの右下部分が白色化しており、なんらかのストレス(攻撃、食害)を受けたものと思われます。
今後の展開に注目しましょう!
ハマサンゴの下のナガウニは、昨年からず~っといるようです^^一緒に調査して頂いた吉田さん、写真提供等、ありがとうございました!(やま)
実に、一年振りに砂辺に入りました。
陸上の景観はずいぶん変わり、さてさて、海の中は? と入ってみると、ますますサンゴたちが増えてきているように感じました。
お目当ての、三匹の子豚達の成長は如何に? とワクワクしながら行ってみると、ヤマさんのレポートの通り、一匹 消滅してました・・・。
陸上での生存競争から一瞬でも開放されるため、ブクブクと潜っておりますが、 いやはや、 海の中も壮絶極まりないですね。
一体、どんな事があったのか、想像すると、眠れなくなるくらいワクワクしてしまいます。
次に彼らの観察ができるのは、いつになるか分かりませんが、かならず、次の展開をこの目で確かめようと思っています。
やっぱり、海は不思議がいっぱいでたのしいですね。(よしだ) |
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【投稿者】
yutaka yamagishi
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