沖縄のサンゴの保全・モニタリング記録

サンゴのモニタリング記録:第4回コドラート調査

サンゴの種類リュウキュウイボサンゴとキクメイシの仲間
通 称闘う者達
天 候曇り
透 明 度18m
水 深3.1m
水 温28.9℃
う ね りなし
調 査 者山岸
所 見
こちらは2006年12月以来の観察です。「闘う者達」の名前にふさわしく、塊状サンゴたちのバトルが展開しています。

おおっと!2006年まではなんとかキクメイシ(写真中の右側のサンゴ)を牽制しつつ、左側にじっくりと成長してきたリュウキュウイボサンゴ(写真中の左側のサンゴ)ですが、なんということでしょう!中央部分をがっつりと攻撃され、2群体に分断されてしまっているではありませんか!恐るべしキクメイシのスウィーパー触手!攻撃された範囲からみるとかなり長い射程距離ですね。これまでは、ある意味共存共栄路線できていたのに、急に攻撃されたのはなぜなんでしょうか?キクメイシがある程度大きい群体になったので、攻撃に使うエネルギーも備わったということでしょうか?

また、コドラート内には、これらの他に6群体ものサンゴが進出してきており、まさに壮絶な陣取り合戦が繰り広げられようとしています。写真上の左下のミドリイシもすごいスピードで成長していますね。右上のミドリイシがキクメイシに接近していくと思いますが、これも返り討ちに遭うでしょう(他のコドラートではミドリイシ全敗)。キクメイシ最強です・・・

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